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「生きていくための情報」の存在。
自分の体や心のことを真剣に考えたことのある人なら、きっと感じたことがあるのではないでしょうか? 特に授乳中の母親たちは、この「生きていくための情報」をはっきりうけとめることのできているようです。 赤ちゃんが、お乳を欲しがって泣いているのを見なくても、乳が張ってくることで、母親はそれがわかるように。 わたしたちが、「生きていくための情報」を感じ、そのメッセージを知るための器官を、わたしたちは感覚とか直感と呼びます。 この本によって、著者は、たいていの場合は眠り込んでいても、もともと誰にでも備わっているこの「直感」をしっかり目覚めさせ十分に働かせるお手伝いをしたい、と冒頭で語っています。 野生動物は、なぜ太りすぎないのか? 著者は、人間だけが、自分を信じることができないからだと述べています。 動物として自分がうまれつき持っている感覚がしんじられないからだ、と。 月とともに、人間の身体は宇宙とつながって生かされている。 私はそう思います。 この本を読んで深く考えさせられたのは、最近”流行り”の地産地消という考え方。 この考えは、ビジネスやエネルギー・CO2排出量削減といった難しい数字の話ではなく、もっと人間の体の根本的な健康にとって、大変重要なことなのだということです。 この本の一節に、こんな文章があります。 ある一定の地域で成長したものには、その土地に住む人たちが必要とする栄養素がそなわっています。 こういう観点からしても、最近の自家菜園ブームは、本人たちがどこまで気付いているかは別としても、自分の体にとても、とてもいいことをしているのですね。 自分が生活している同じ土地で、同じ太陽を浴び、同じ風を感じ、同じ雨の恵みを受けて育った食べ物を自分の愛情のこもった手で育て食す。 これから”直感”を取り戻し、人間本来の感覚を持って、よりしなやかに生きる種類の人たちが増えるのではないか。 私はひそかに期待しています。
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